口腔外科
(親知らずの抜歯など)

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口腔外科とは、お口の中の外科処置を行う診療科目です。身近な処置としては、親知らずの抜歯や口内炎の除去、お口まわりのケガの治療や顎関節症の治療が含まれます。いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療のほか、お口の中のできものや口腔がんの診断も行いますので、お口まわりに気になる症状があるときには、お気軽に「おかべ歯科眼科クリニック」にご相談ください。

お口の症状でお悩みの方へ

口内炎(口の中の白いできもの)

口内炎(口の中の白いできもの)

もっとも多い口内炎がアフタ性口内炎で、白っぽい潰瘍ができます。ほかにも、カタル性、ウイルス性(ヘルペスなど)、真菌性(カンジタなど)、アレルギー性などさまざまな種類があります。なかなか治らないときや再発をくり返すとき、そして痛くてつらいときはお早めにご相談ください。

おもな治療法
薬物治療
ウイルス性の口内炎には、それぞれのウイルスに有効な抗ウイルス剤を使います。原因がほかの場合は、抗炎症作用のある薬剤や殺菌・消毒効果のある薬剤を使用し、また軟膏やシールなどの外用薬や内服薬を使うこともあります。
口腔がん

口腔がん

お口の粘膜への刺激が続くと口腔がんを発症することがあります。歯並びが悪くて、いつも同じ部位に歯が当たっていたり、「補綴物(ほてつぶつ)」(入れ歯や詰め物・被せ物)などの不具合で粘膜を常に刺激していたりする部位は要注意です。

口内炎のように感じるため、放置して悪化させることが多いのも口腔がんの特徴です。悪化すると、頬や舌、顎の骨の一部を取り除く手術が必要になったり、それにともない口腔機能に大きな障害が残ったりするなどのリスクが伴います。

がん検診

「口内炎が14日以上続いている」「口腔粘膜に違和感がある」など、気になる症状がある方は、口腔外科を受診しましょう。歯の定期検診と同じように、お口の粘膜の健康状態も口腔内のプロフェッショナルにチェックしてもらうことが大切です。当院では口腔がん検診も行っていますのでご相談ください。

抜歯手術

親知らずの抜歯

親知らずの抜歯

親知らずは合計28本の永久歯が生えそろったあとで、奥歯の奥に生えてくる、前歯の中心から数えて8番目の歯です。まっすぐ生えているときには問題はありませんが、斜めだったり横向きだったり、歯ぐきが腫れたり痛みをともなったり、まわりの歯に悪影響を与える場合は抜歯が選択されます。親知らずの状態によっては、歯ぐきを切開したり、歯を分割したり、まわりの骨を削ったりする処置が必要です。

乳歯の抜歯(前歯・臼歯)

乳歯の抜歯(前歯・臼歯)

乳歯は自然に抜けて永久歯に生えかわりますが、ときには、すでに永久歯の準備は整っている、または生えてきているのに、なかなか乳歯が抜けないことがあります。そのような場合には乳歯の抜歯が必要です。当院では、子どもの抜歯にも対応しますので、ご相談ください。

歯の再植・移植
ケガで歯が抜けた
(歯の再植術)
歯を別の場所に移す
(歯の移植)
事故やケガで歯が抜け落ちることがあります。このような脱臼した歯をもとの位置に戻すのが歯の再植術です。抜けた歯は水で洗ったり、拭いたりせずに、乾燥させないように牛乳などに浸して、なるべく早く歯科医院にお持ちください。 歯を失った部分に、健康なほかの歯を移植する処置です。自分の歯を使うと術後が安定しやすいので、親知らずが健康ならば、抜歯したあと、そのまま移植ができるかもしれません。当院では自家歯牙移植にも対応していますのでご相談ください。

顎関節症
(あごが痛む、音が鳴る)

顎関節症(あごが痛む、音が鳴る)

「口を開けたときに顎が痛む」「口が大きく開けられない」「顎がカクカク鳴る」などの症状が続くのは顎関節症が疑われます。顎関節は耳の近くにあり、下の顎が入り込んでいる部位で、そこにつながる筋肉や靭帯、関節円板などのバランスがくずれると顎関節に不具合が生じます。その原因に応じて治療法もさまざまです。

顎関節症の治療方法
薬物療法 理学療法 スプリント療法
顎関節の筋肉に痛みがあるときには、必要に応じて消炎鎮静剤を処方します。症状に合わせて処方しますので、用法・用量を守って服用してください。 筋肉をマッサージします。ホットパックで患部を温めたり、ストレッチをしたりします。関節の動きを改善し、疲れやすい筋肉を鍛える訓練です。施術者が行う方法と、患者さん自身が行う方法があります。 スプリントとは、歯に合わせてつくるマウスピースです。就寝時に装着して、眠っている間に歯や顎に強い力がかからないようにします。これが顎関節の痛みの軽減につながります。

歯のケガについて

もし歯が欠けたら もし歯の位置が変わってしまったら もし歯が抜けてしまったら
歯はできるだけ元の状態に近づけることが基本ですので、折れた歯の破片があるときは、一部分でもいいので捨てずにお持ちください。そしてラップやガーゼで包み、水などにつけて乾燥させないようにお持ちください。 抜け落ちてはいなくても、歯がずれて脱臼を起こしていることがありますので、その歯に力をかけないようにしながら、できるだけ早くご来院ください。グラグラで抜けてしまいそうなときは、飲み込まないように、抜いてお持ちください。 歯根部分についている膜に触れないように歯の上の部分(歯冠)を持ちましょう。そして牛乳に浸してできるだけ早くご来院ください。牛乳がないときは、ガーゼなどでやさしく包み、歯を頬の内側などに入れて飲み込まないように注意してください。

いびき・睡眠時無呼吸症候群

いびき・睡眠時無呼吸症候群

いびきは睡眠中に息が通るところが狭まったとき、呼吸のたびに粘膜が震える状態です。そして、睡眠中に断続的に無呼吸(10秒以上気流が停止する)状態をくり返すことを「睡眠時無呼吸症候群」といいます。1時間あたり5回以上無呼吸または低呼吸(もう少しで止まりそうな状態)になったときにも睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

就寝時に舌根が沈下して気道が狭まるのが原因のときには、睡眠時にお口に合わせたマウスピースを装着すると症状の改善が期待できます。保険治療の適応ですが、医科からの紹介状が必要です。

PICK UP!

睡眠時無呼吸症候群の原因はおもに3つ(閉塞型と中枢型、2つの混合型)に分けられます。閉塞型は気道が何らかの原因で狭まることで、中枢型は呼吸をつかさどる脳幹部の異常です。睡眠時無呼吸症候群の9割以上は閉塞型で、歯科治療の対象は閉塞型です。

症状によっては近所の大きな病院を紹介いたしますので、「いびき」でお悩みの方、ご家族から「眠っている間に息が止まっている」と指摘された方は、まずはご相談ください。